始まりがあれば終わりもある。
新しい生活のはじまりと、ひとつの恋の終わり。
次女ちょいダメ女の佳乃の恋愛話をメインに、
周辺人物含めた顔見せ回といった感じです。
佳乃の彼氏の朋章君は、吉田秋生の別作品、
ラヴァーズ・キスの主役の一人らしい。
そっちは読んでないので知りませんけど。
この歳でこんな男いる訳ねえよ、とは言いたくなりますが
吉田秋生が描くチョイ悪男は、セクシーでカッコいい。
正反対な性格でぶつかるところの多い長女幸と次女佳乃。
だが、いざというときは息がぴったりというところがいい。
この物語が私の好きな街モノでもあるという事が
うっすらわかって来るエピソードでした。
まあタイトル海街だし。
ここから本格的に鎌倉に住む4姉妹の物語となります。