★★★☆☆
最終的に2010年春アニメの中ではAngel Beats!と並んで
最も注目していた作品でした。
後半かなり盛り上がっていただけに、
いろいろもったいない。
アニメノチカラ第二弾はまたもや不発弾となってしまった感じです。
本当は本作品は第三弾の予定だったようです。もし予定通りであったら
結果は違ったかもしれませんが・・・
もったいないその1.不用意に人が死に過ぎた。
最終回手前までは、完璧とはいえないもののかなり面白かったと思います。
しかし最終回の印象が悪かった。無理に詰め込みすぎましたね。
主要人物は誰も死ななくても良かったのではと思えるくらいです。
そうすれば続編、スピンオフだってあり得た気がします。
いくらでも話が膨らむ魅力的な世界観をもっていた作品だけに惜しい。
もったいないその2.桜井さんの扱い。
この作品の中である意味もっとも存在感のあった人物だったと思います。
最後まで敵か味方なのかよくわからない食えない人物、としたほうが
物語としては断然スリリングだったのでは。
桜井機関も謎の組織のままでよかったのではないかと。スパイものですし。
もったいないその3.雪菜の扱い。
棒の声も、2つの泣きぼくろも良かったと思います。
実はヒロイン度のポテンシャルは高かったのでは。
彼女を始めからもっと上手くいじれていれば、
この作品の評価は大きく変わった気がします。
とまあ批判ばかりしましたが、基本的にこの作品の雰囲気は好きです。
最近のアニメの中ではめずらしくメッセージ性を持っていたところも
評価したいです。
「Angel Beats!」は人生、自分の手の届く世界について、
「閃光のナイトレイド」は歴史や大きな世界、社会に対しての
メッセージ性を持っていたように感じます。
そういう意味ではこの二作品を同時期に見れたのは良かったと思います。
星三つ。