これは?リリス?そうか、
そういうことだったのか・・・
「破」が想像以上に面白かったので、
久しぶりに「エヴァンゲリオン」を観てみました。
「ヱヴァンゲリヲン」ではなく。
ただ観る前に、今回初めてエヴァの解説等を読んでみました。
実はこれまでエヴァの世界設定の肝心な事、
エヴァ、使徒、アダム、ゼーレ、人類補完計画、綾波レイ、その他諸々、
何一つさっぱりわかりませんでしたが、ようやく理解できました。
そういうことだったのか!
特にアダムとリリスの事、その関係が理解できないと、
この作品は全く分かりません。そこが全ての始まりですから。
その壮大で緻密な世界設定と、生理的に気持ち悪いぐらいの主人公の内面描写
(というか作り手側の葛藤?)の意味とすさまじいせめぎ合い。
エヴァに対する評価がひっくりかえりました。
やはりすごい作品です。グッと来ました。
これまで納得いかなかった「まごころを、君に」も別物と化しました。
名曲「甘き死よ、来れ」が流れ始めるところからはもう尋常でないですね。
もともとラストシーンだけは秀逸だと思っていましたが、
更にそこに行き着く過程も含め、より深いものを感じました。
エヴァは作品以外に解説等を読まないと、
その世界設定が理解できないと思います。
それを作品といってしまっていいのか?という疑問は残りますが、
しかしそれでも・・・解説は読んだ方がずっと楽しめます。
そうなると困るのは「破」に対しての評価。
素直に面白かったと思いますが、前のエヴァがこれほど完成された作品
だったのかと気づかされた今、やはり再びやる意味があったのか?と、
ちょっと不安になってきました。
ちなみに、解説は作品を主体としたできるだけ淡々とした、
冷静な分析のものがいいと思います。
ひとまずウィキペディア(Wikipedia)で十分。