良い出来だったと思う。
あらゆる面で全体的にもクオリティが高い感じです。
でもなんだか物足りない・・・
まだ途中、全て解決した訳でない、
ということが引っかかっている訳ではないのです。
始めから続きは劇場版で、となっていましたし、
テレビ版は案外良心的な終わり方だったと思います。
主人公が自分の記憶を消した理由に今イチ説得力を感じらませんでしたが、
クライマックスはなかなか美しかったです。
キャラクターデザインはよかったし、
エンターテイメントとしてみればそれなりに面白かったし、
良く出来ていると思います。
ただ劇場版で続きが見たくなった!という衝動は湧きませんでした。
「すごくはまる」か「そうでもないか?」という天秤が
この作品を見ている間、自分の中で行ったり来たりしていましたが、
「そうでもないか?」に傾いてしまいました。
大きな理由は二つ。
まずヒロインに魅力が感じられない。
途中から出てきたみっちょんの方が良いような気も。
ヒーローについても、他のセレソンの方が魅力があったような気がするし、
パンツ君の方がインパクトがあったような。
映画「エデンの東」の魅力はジェームズディーンをはじめ、
他の登場人物達の内面の葛藤にあったような気がしますが、
「東のエデン」はそのあたりちょっと淡白なんですよね・・・。
もう一つは、この作品にずっと感じていたリアリティー感。
リアルに感じられれば感じられる程、
この作品がアニメである意味がどれほどあるのか?、という感覚、
この作品がアニメでなく実写であったならば、という余計な気持ちが
ついに払拭できませんでした。
オープニングは秀逸、でした。