★★★☆☆
何と言っても、この作品は、
松田優作の魅力につきるでしょう。
彼の存在感、ハンパじゃありません。まさに悪の華。
役者も豪華で惜しみなく殺られます。
静かな狂気に満ちた主人公とその緊張感はまさに息を飲む展開です、
全体の3/4ぐらいまでは。
終盤はなんだか収拾がつかなくなったのか、詰め込み過ぎ?たのか
なんというかテンポが悪く、今イチ失速。
独特の空気感だけでは最後まで物語を引っ張る事が出来なかった、
という印象になってしまいました。
松田優作の魅力は十分堪能できるだけに
ちょっと惜しい星3つ。
ラストシーンはあっても無くてもどちらでも良い、という感じ。