★★★☆☆
あまりに有名なギターのメロディ、あまりに印象的なラストシーン。
でも中身はどうだったっけ?
いきなりショッキングな冒頭。
戦争の話に興奮するドレ家、
戦争や日常に追い立てられている卑俗的な大人達。
幼くも純真な子供達の十字架遊び。
「禁じられた遊び」をしているのは一体誰なのか?という強烈な戦争批判。
少女ポレットに掛けられた「ドレ」という名字の名札。
そして「ミッシェル」「ママ」「ダディ」と叫びながら
群衆の中にまぎれて消えて行くポレット。
ストーリーそのものは秀逸です。でも。
意外に映画として奥行きがちょっとアレ?な感じだったり、
テレビのコント?と思えるような唐突な感じもあったり・・・。
名作にケチを付けるのもなんですが、もう少し見せ方があるような。
昔の映画だからという事でもないような気がしますが、どうなのだろう?
全体的には意外にアレ?アレ?な印象でした。
とはいえラストシーンは分かっていても号泣。
単に泣けるというものではなく、観ている者に強烈な何かを投げかけてきます。
終わりよければ全て良し、ということで星三つ。