涼宮ハルヒシリーズの第9巻、涼宮ハルヒの分裂。
シリーズ中、1巻の「憂鬱」、4巻の「消失」、この9巻の「分裂」は、
普通に読みましたが、他の巻はちょっと足早に読んでいます。
(もちろんその中でも重要なエピソードは普通に読みましたが。)
このシリーズ、それぞれのエピソードで本編レベルとそうでないレベルの差が
激しいような気がします。
どこに伏線が張ってあるのかわからないので読み飛ばすわけにはいきませんが、
本編レベルに達していない(ように感じられる)エピソードは、
あまり楽しめず、正直読むのがしんどい・・・。
さて「分裂」ですが、こちらはそこそこ楽しめました。
ややネタバレあり。
話がαとβの二つのストーリに分裂します。
αとβのストーリーは文章の段の頭の位置が違い明確に分かれています。
気になるのは最初の長いエピソードと第一章、その後分裂したβが
同じ段で書かれていて、αのみ、別の段で文章が書かれているところです。
そうなるとβが本当(?)の世界でαが別の世界という気がしますが、
通常の印刷形態はαに近いので、実はそちらが本当(?)の世界とも考えられそうです。
もっとも10巻が出なければ展開はわかりませんが、出ませんね・・・。
星三つ。
☆☆☆★★